コミュ力向上のための十箇条(2)応用編
どうも、ゼロゼットです。
続きまして(2)応用編です。
6.相手の意図を尋ねる。
5とも関連しますが、あれ?と思ったら、まずは相手の意図を確認しましょう。
主題の前ふりなのかもしれないし、遠回しな批判なのかもしれません。相手が話したいことを、あなたに振っただけということも考えられます。黙り込まずに聞き返しましょう。その場をしのげればいいやという考えは捨ててください。
尋ねにくい話題の場合、クッション言葉が役に立ちます。「もしよかったら教えてほしいのですが」「誤解があると困るので」「納得しておきたいので」「悪いところは治したいので」など、覚えておいて損はありません。
NG例1)
A「週末どこか出かけた?」
B「いいえ(何でそんなこと聞くんだろう)」
OK例1)
A「週末どこかへ出かけた?」
B「いいえ。Aは出かけた?」
NG例2)
A「Bはいいよねー、うらやましい」
B「そんなことないよ(何でそんなこと聞くんだろう)」
OK例2)
A「Bはいいよねー、うらやましい」
B「どうしてそう思うの?」
7.相手を嫌な気持ちにさせない。
ゼロゼットも小心者です。あんなこと言って不味かったかな、あれ?声をかけてもらえなかった、アドバイスを無視された、などなど、色々心の中で思っています。
程度の差はありますが、他の人も案外同じような気持ちです。
自分の気持ちだけではなくて相手の気持ちも想像してください。行動の理由をちゃんと説明する。自虐ギャグは拾う。失礼な態度は慎む。自分を落として、相手を上げる。相手を嫌な気持ちにさせないことを目的に据えましょう。
8.相手の意見を取り入れる。
7とも関連しますが、自分が好きなことを相手が賛成してくれたら、嬉しいものです。取り入れられそうな事は素直にやってみましょう。
服装へのアドバイス、おすすめ商品、好きなドラマ、ちょっとしたコツなどが話題に出てきたら、仲良くなれるチャンスです。やってみて、その感想とお礼を相手に伝えましょう。
また、アドバイスを取り入れることが無理だった場合でも、アクションは必要です。無理だった理由とお詫び、アドバイスしてくれたお礼、他に気が付いたことがあれば教えてほしいと必ず伝えるようにしてください。
9.相手に関心をもつ。
相手に関心をもちましょう。毎週水曜は習い事をしていると言ったら、木曜日には習い事の話題を振る。週末は旅行に出かけると言ったら、月曜日にはどうだったか尋ねる。髪型が変わっていたら聞く。スマホが新しくなっていたら聞く。
ただし、くれぐれも匙加減には気を付けてください。やりすぎは禁物です。3で書きましたが、相手の表情を見ながら話してください。聞いて嬉しそうなら掘り下げる、嬉しくなさそうなら、さらっと流すことが大切です。相手の気持ちを無視して突き進むと嫌がられます。
10.その場限りにしない。
6、7、8、9のまとめ的な項目です。
雑談が苦手なあまり、その場をやり過ごす事に集中していませんか?その場をやり過ごす事に集中するあまり、相手への関心が薄くなっていませんか?
その場限りにしないで誠実に対応するというのは、コミュニケーションの根幹に位置するポイントだと思っています。即座に上手な受け答えができないコミュ障の人ほど、重視すべきです。これを意識すれば、口数が少なくても、物静かでも、長い目で見ればいい味が出せますよ。
以上です。
1~10を振り返ってみて、2つのことに気が付きました。
1つ目は「相手」という言葉が多く出ていることです。2つ目は、1~10の項目の多くが関連していることです。思うに、私も含めてコミュ障の人は、相手ではなく自分に意識が向いています。
できている人にとっては当たり前のことかもしれません。
でも、その当たり前が、コミュニケーションが苦手な人には難しいんですよね。ゼロゼットもコミュ障で、いろいろ痛い思いをしながら、ようやく上記の項目にたどり着きました。
相手に目を向けるという点さえ意識すれば、コミュニケーションの問題は大部分が連鎖的に解決していきます。 コミュニケーションが苦手な方、どうぞ粘り強く実践してみてください。
この記事が、少しでもコミュ障の人の役に立つことを願っています。