職場の雑用を誰がやるのか問題について(1)
どうも、ゼロゼットです。
職場の雑用って、誰がやっていますか?
みんなで分担しているところもあれば、同じ人がしているところもあるでしょう。暗黙の了解として、新入社員や女性社員の仕事とされている職場も結構あるのではないでしょうか。
個人的には、雑用も大切な仕事だと思っています。ネットの海でも、雑用は進んでしろ、とか、雑用を軽んじるものに良い仕事はできない、とか書いてありますよね。もちろん、雑用は手放せ!と主張されている記事もありますが。
当方は、善意の雑用担当からは離れよう、という立場です。
雑用も大切な仕事だと思っていると書きましたが、なぜ「善意の雑用の担当」からは離れよう、という立場になったと思いますか?
それは、善意の雑用担当は精神的に辛い、と痛感したからです。
<善意の雑用担当の傾向>
1.評価されない
2.感謝されない
3.理解されない
1.評価されない
雑用は、縁の下の力持ち的な仕事です。誰かがやってくれないと困るけと、誰かがやってくれている分には、あまり認識されないものなのです。あなたが忙しい業務の合間に、頑張って雑用する時間を捻出していたとしても、それに気が付いてくれる人は少ないでしょう。
あなたが雑用していることが認識されていたとしても、世間的に、雑用は下っ端の仕事です。基本的に、立場が上の人は雑用を行わず、偉い人しかできない仕事に集中するものなのです。雑用は評価される仕事ではありませんし、雑用をすることによって、その程度の立場と見なされてしまう恐れさえあります。
2.感謝されない
あなたが善意から雑用を引き受けていても、いずれ雑用をして当然とされる日がきます。さらには、しないと怠けているとまで思われるようになるのです。一度目は感謝され、二度目は当然、三度目にしないと怒られる、という旨の言葉を目にしたことがありますが、これは真理だと思いました。
善意で引き受けたはずの雑用が、気が付けば義務のようになってしまう。善意から雑用を行っていたのに、なぜか感じる職場への理不尽さ。そんな自分って心がせまいのかなあ、なんて自問自答。そんなあなたを尻目に、みんな自分の業務に集中して、さっさと帰ってしまい、あなただけが残されるのです。
3.理解されない
あなたが、みんなで雑用を分担してほしい、と訴えたとします。多くの場合、職場でこの訴えは理解されないでしょう。職場の人たちには、自分たちが雑用をしていないという認識がありません。雑用を誰がどれだけやっているのか、客観的に証明することは難しいものです。
仮に認識していたとしても、それを進んで認めてはくれないでしょう。みんなで雑用を分担してほしい=他の人は雑用の負担が少ない、という批判になります。誰しも、批判されるのは嫌なものですし、認めることは自分の負担増につながるからです。
自分たちも気が付いたときにやっている、自分だけ雑用をしているというのは思い上がりだ、下っ端のくせに雑用を嫌がるなんてけしからん、などと言われかねません。
善意の雑用担当の辛さ、分かっていただけたでしょうか。
次は、この不遇なポジションから脱出するための対策を考えてみます。